ACT.1 接触
Chapter,final 聖なる創(きず)
section.2
- GM
- 次の日。
- 吼児
- 行って来るか。
- GM
- 住所調べて行ってみるとそこはパチンコ屋。軍艦マーチが流れてる。
- セ&葬
- 古っ!
- GM
- どうやらあの住所は。
- セティ
- ガセ。
- 葬介
- ホントにパチンコ屋に住んでたらイヤだなぁ。屋根裏とか(笑)。
- 吼児
- 一応中覗いて居ないのを確認して……帰るか。何となくホッ。
- GM
- いや、光が袋持って出て来る。
- 吼児
- マジか!
- 葬介
- ホントに居た(笑)。あぼ〜〜ん。
- セティ
- そして強い、やはり完璧超人か(笑)。
- 葬介
- また最後に地雷踏んでるよ。(吼児に)どうしますか軍曹!
- 光
- どうかしたの?
- 吼児
- どうかしたのって……えぇ!?お前ン家?
- 光
- いいえ
- 吼児
- そういうコトになってるハズだぞ?
- 光
- あれは……適当に入れた住所だから
- 吼児
- テキトーでここってコトは……いつも通ってんのか?
- 光
- そういう訳じゃないけど。何となく入ってみたら
- 吼児
- 当たったって?チクショー。で、どっか棲んでる処に持って帰るのか
- 光
- 家なんて無いわ
- 吼児
- じゃぁンなモンカッ剥いでどうしようってんだ。まさかコレで食ってるのか?
- 光
- 「どうしよう」基本的に生活費はかかんない。
- 吼児
- ……って、こんな話しに来たんじゃ無かった
- 光
- 話?何の?
- 吼児
- あれから各方面から責められ……いや、昨日は悪かった
- 光
- 大丈夫、気にしてないから。私も引鉄を引いてしまったから
- 吼児
- ……そっか
- 光
- あなたが気に病む事は無いと思う
- 吼児
- じゃぁどうやったら気にしたりされたり出来るってんだ?アレ以上……いやいやそういう意味じゃ無くて
- 葬介
- 鋼鉄ですよAヤナミですよ(笑)。
- 光
- どういう事?
- 吼児
- 勝手を承知で言うがな、気にしない気にするなってのが気に入らない。魔物になったら追っ掛けて貰えるか……いや違う
- セティ
- シシシシシ(笑)。
- 光
- 追掛けて欲しいの?
- 吼児
- ……そうだな、その方が嬉しい。Qを狙うより先に俺ントコ来てくれ
- 光
- 私はそうなって欲しくは無い
- 吼児
- へ?
- 光
- 手間が増えるのは望ましくないもの
- 吼児
- 間に合ってますか。間に合ってますね……はぁ
- 葬介
- 脈ありか!?とか思ってたのに(笑)。
- 光
- 「これ、要る?」紙袋を渡します。
- 吼児
- うわ、バルカン400・500・600……賑やかになるなぁ。「良いのか?」
- 光
- 私には必要無いから
- 吼児
- じゃぁ有難く……ってヘンじゃね?
- 光
- 何が?
- 吼児
- あんなマネして、テッポで撃たれて、パチンコの景品貰って……ヘンだって
- 光
- 私の傷はもう治ってる。……あなたも
- 葬介
- 治るんだ、傷(笑)。なら何度でも……落ち着け俺、ゲス1号(笑)。
- 吼児
- こんなんでも気に掛けたり手間掛けたりしてくれるのが居るんだ、御蔭で生きてる
- 光
- 私も気にはするわ。……あなたがアレの傍に居続けるというのなら
- 吼児
- ンなコト言うな。お前に気にして貰う為にアイツの傍に居たくなるじゃないか……やっぱり狙うのか
- 光
- そうしなければならないから。アレを容認、黙認する事は出来ない
- 吼児
- 俺もアイツとの付き合いはやめないし、何か遭ったら護ろうとする。結局変り無しか。……学校にはまた出て来るんだよな?
- 光
- ええ
- 吼児
- それも変んないか。じゃぁ、またな。コレは……サンキュ。で、もっかい……ゴメンな
- 光
- ……どうして。私だってあなたを傷つけた
- 吼児
- それでも俺のが悪いんだよ。酷いコトしたんだよ。あの時お前に撃たれなきゃどうにかなってた。助かったよ、じゃな
- 光
- ……わからない
- 吼児
- いや俺にもよく解らんけど。痛くて善かったかどうかも判らなかったしなぁ。手を振って、紙袋抱えて帰る。
- GM
- ボーッと立ち尽して見送る。
- アナ
- おかえり。パチンコぉ?
- 吼児
- おぅ、勝って来た
- アナ
- ウソつけー
- 吼児
- 切捨てるし。「……貰ったんだよ」
- アナ
- だれから?
- 吼児
- 女。こうやって貢いで貰って生きてくのも良いよな、ダメ人間で
- アナ
- ダメにんげんになりたいの?
- 吼児
- そうなったら楽だろうな
- アナ
- そしたらあたしはジャマなのかな
- 吼児
- ンなワケ無ェだろ、何言い出すんだか。……お前の方こそ(葬介の方を見ながら)『アナたんハァハァ』言って優しくしてくれる大きなおニイさんのが良いとか思えるんならそっち行って良いんだぜ?
- アナ
- あたしは吼児がいればそれでいいよ。だからだれもスキにはならないよ。あたしは―――吼児がいないと、いきていけないよ
- 吼児
- ンなコト言ったって何にも出ないぞ、俺ロリコンじゃないからな
- 葬介
- 嘘吐け。
- 吼児
- まだ俺ントコ居る気ならそれでいい。俺だってお前を護る為に生きるって決めたコト、忘れて無い。これからもだ
- アナ
- うん
- 吼児
- では変らない生活に戻る、まずはメシ
- アナ
- ビールでかんぱいするかー?
- 吼児
- おぅ。ってお前酔ったりするのか?
- アナ
- さあ?
- 吼児
- 試してみりゃ良いか
- GM
- ザルだった。正真正銘の。
- 吼児
- んじゃこっちは安心して酔っ払う。泣いて笑ってブッ潰れる。
- アナ
- ゲ○はくなよー
- 吼児
- フッ、ちょっと遅かったな
- アナ
- あっ、こんなところにもんじゃやきが
- 葬介
- 人がゼリー食ってる時にもんじゃ言うな。
- 吼児
- うぅ、苦くて酸っぱい
- 葬介
- チキショー!
- セティ
- きっとこれはイジメの一環に違いない(笑)。
- GM
- バタバタしつつ夜は更けてゆく。
- GM
- (色々な意味で)時間が時間なのでそろそろ締めにかかりたいのだが。
- 吼児
- 後一つだけ。夜中に眼を覚ましてデンワ掛ける。一応顛末を知らせとこう。
- GM
- あぁ、Qにね。「へぇ、アレ天使だったんだ」
- 吼児
- お前さんは悪魔だってさ
- フィクサーQ
- 悪魔じゃないけど
- 吼児
- ありゃ?魔物だっていうから護ってやろうと思ったのに
- フィクサーQ
- 魔物でもない、一緒にしないでよ。私は『魔族』。あぁ言っちゃった…
- 吼児
- 何か細かい拘りがあるのな。とにかく向うも退く気は無いってさ
- フィクサーQ
- アイツ等融通利かないからね
- セティ
- 屁ストンワールドから来たっぽいし。
- 吼児
- トゥーハンドの天使様じゃシャレにならんわ。「だから融通の利く方に話してんだよ。危ない時は呼んでくれ、おトクな値段で護ってやるからさ
- フィクサーQ
- その時手遅れになってなければね
- 吼児
- 精々気ィ付けて……出来れば遣り合うハメになっても殺さないでくれ
- フィクサーQ
- 何それ寝言?それとも酔っ払ってんの?私に死ねって言うのか
- 吼児
- 両方だ。それと死ぬな。今よりちょっとコソコソ過してくれれば良い
- フィクサーQ
- 一遍襲われた位でビクビクしたり悔改めたりすると思ってんの?
- 吼児
- まさか。1回や2回死にかけた位でバカが治ったら苦労は無ェ
- フィクサーQ
- 誰の話よ。……まぁヤサくらいは変えるか
- 吼児
- あぁ。落着いたらまた連絡先、教えてくれよ。俺馴染だろ、働いてるだろ?
- フィクサーQ
- そうね、ちょっとズルはするけど
- 吼児
- バレてるか。
- フィクサーQ
- また何か有ったら連絡するわ
- 吼児
- 「なるべく早くな」何せ此間のカネ誰も払って無ェ。
- GM
- 天使様が払い忘れるなんて何事(笑)。
- セティ
- 学校行ったら払うって。
- 葬介
- ゴチ(笑)。
- フィクサーQ
- アレとどういう関係になったか知らないけど、アンタも気を付けなさいよ。天使だって1匹とは限らないんだし
- 吼児
- あぁ
- フィクサーQ
- じゃ、ガキはとっととクソして寝なさい
- 吼児
- む、ガキじゃ無ェ
- フィクサーQ
- 何を根拠に言ってるのかは訊かないけどさ、そこがガキだってのよ。お休みなさい、明日はちゃんと学校行くのよ?
- 吼児
- 「おぅよ」ガッコの心配までされんのか。まぁ明日はアタマ痛いだろうけど。さて、寝るか。
- アナ
- 「バルカンこんなところにやまがあるぞー!」股間の紳士辺りにドカンと突撃。
- 吼児
- んごっ!……もう何て言うか。「寝ーさーせーろ〜〜!!」
- GM
- また明日が、学校が、日常が始まります。ですが今日はひとまずここまで。
- 吼児
- オチかよ!
- 葬&セ
- お疲れ様でしたー(笑)。
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