主神ゼウスが、娘であり戦いの神である処女神アテナに与えたもので、アイギスとも言う。
イージスで一般に知られている形状得は盾だが、山羊皮のマントという説もある。
どちらにせよその表面には、「メデューサ殺し」で知られる勇者・ペルセウスから献上されたメデューサの首(顔?)が付けられており、見た者を石にしてしまう力がある。一説には鬼面とからみつく蛇の装飾という話もあるが、見た者を恐怖のあまり石にしてしまう、というところは変わらない。
北欧神話にも同じスペルを使った「エーギス・ヒャールム(Aegis Helm)」という兜があり、装着者には恐怖のあまり近づけなくなる、という力がある。案外この二つの語源は一緒なのかもしれない。
意外と知られているかもしれないが、戦闘艦用の対空脅威排除システム「イージスシステム」は、このイージスに由来する。