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菊一文字則宗 きくいちもんじのりむね
出典:新撰組関連 創作

新撰組一番隊隊長・沖田総司の帯刀。

則宗は一文字派と呼ばれる鍛冶系統の中で、後鳥羽上皇の御番鍛冶に選ばれた名工である。一文字派の作品は、銘に横一文字が彫られており、則宗が御番鍛冶になったときにその証として、横一文字の上に菊の紋を彫ったため、「菊一文字」と呼ばれるようになったという。

菊一文字はそれほどの由緒ある銘であり、新撰組が活躍した幕末期には、国宝級の最高級品として祀られていたわけで、そんな高級なものを一番隊隊長といえまだ二十歳にも満たない若い沖田総司が持っていたとは思えない、というのが一般の見識のようだ。

実際史実では沖田が菊一文字を持っていたという記録はないし、沖田がいた道場「試衛館」も貧乏道場だったと言う話だから、納得はいくというものだ。

沖田が菊一文字を使って活躍している場面は、時代作家で有名な司馬遼太郎氏の「燃えよ剣」「新撰組血風録」で見ることが出来る。

ちなみに余談だが、則宗(一文字派?)の技術を受け継ぎ、その技術を包丁やハサミなどに用いている高級包丁ブランドに、同名を掲げた店が京都にあるという話だ。

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