北欧神話の主神オーディンの末裔であるスヴァフルラーメ王が、ドヴァリンとドゥリンという二人のドヴェルグに作らせた剣。この時スヴァフルラーメ王は、ドヴェルグたちを脅して作らせたため、二人のドヴェルグは持ち主は必ず破滅するという呪いを込めた。
ティルフィングを振るう者には勝利が与えられるが、ドヴェルグたちの呪いによって、必ず破滅した。持ち主が死ぬごとに、剣は次々と持ち主を変え、その都度破滅させていった。まるで剣が意志を持って主人を選び、破滅させているかのようである。
マイケル・ムアコック著「エルリック・サーガ」に登場する「ストーム・ブリンガー」のモチーフになったと言われているが、「ストーム・ブリンガー」の持ち手はエルリック一人だけであったから、意味合いは微妙に違う気がする。
TRPGを知っている人なら、どちらかというと「Blade of Arcana」シリーズに登場する、伝説の剣「聖剣ペナンス」の方がこれに近いと感じるだろう。
TOKYO N◎VAにもほぼ同名の剣「ティルヴィング」が存在するが、能力やいわくなどはまったく継承されていない。