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ACT.1 接触
Chapter.2 吸血鬼の黄昏

section.3

吼児
落着いたか?
セティ
……なんとか
吼児
とにかく悪いのは……アレだ
セティ
そうだね……あれが、ダメだ、うん
葬介
ここ、空間的にはどれ位?
GM
結構広いっス。体育館位。
葬介
ロボ呼んでも問題無いでしょうか。
吼児
人がいっぱい居るのにロボ戦しようとしない。
葬介
そういう方達をポ〜イとワープさせるSSがロボに有るので。
吼児
ロボの中にワープさせて、燃料にすんじゃ無ぇだろうな。
葬介
まさか(笑)。
GM
あの〜、天井低い。ここにロボ呼んだ時点で皆んな潰れちゃうだろ。
葬介
ダメだ〜(笑)。
GM
「そこに居るのは誰かね?」奥の方から声が。「招待した客人では無いようだが」
吼児
狩人(ハンター)だよ。そろそろ来る頃だと思わなかったのか?
セティ
最近ずいぶん派手にやってたみたいだし。……実際派手だし
ふむ。確かに少し派手だったか
吼児
おかげで治まらないトコが有ってな
治まらぬというのなら、抵抗する事は無い。あの者達の様に愉しむが良い
吼児
そこをガマンするのが人間ってモンなんだ、こちとら漢のコだコンチクショー(泣)。観念しやがれ
君達程度では難しいね
セティ
『程度』と、言ったな
葬介
甘く見られたものだな。確かにこちらは新参者、今日が初陣だ。だが、貴方にとってはこれが最後だ。安らかに亡者の国に逝くが良い
亡者の国へは一度逝って還って来た。二度と戻る積りは無い。ここでこの官能的な香りの方が性に合っている
セティ
もう十分。とにかくあんた、張っ倒されなさい!
この香の中を突き進み、此処まで辿り着けたのならば御相手しよう
葬介
アレを突っ切るのか……正直萎えそう。
吼児
萎えるっていうか。
GM
勃ちそう。……君達が躊躇していると、奥に立ち籠めていた空気のピンク色が段々薄まってくる。「香の効力が薄れただと!?あの者達の仕業ではない……とすれば誰だ!」というわけで香の効力が消えて、下の人達は倒れていく。
葬介
(ボソッ)。……失礼(笑)。
吼児
どうしても怨霊にしたいのか。
GM
今何て言った?
吼児
『腹上死』。でもアレ、怨霊残らねぇんじゃ?『一片の悔い無し』っつって。
セティ
何か良く解らないけど、今がチャンス?
葬介
主の元へ駆寄ります。
GM
「チッ」と言いつつ玉座の更に奥へ逃げて行く。
葬介
逃げた。
GM
逃げますとも。
吼児
追っ掛ける。
セティ
追っ掛けよう。
GM
追っ掛けて行くと、昇り階段がある。
セティ
もしかして外出るの?これって。
GM
そのようで。外に出ると……ここは高台の裏の方になるのかな。後ろには館が見えたりして。すぐ先には先程の男が逃げている。髪型がオールバックだったり、鋭い犬歯が伸びていたり。燕尾服着てたり、マント羽織ってたり。それと、仄が向うから駈けて来る。
葬介
無事だったか
うん
さて。「済まんが君達の相手をしている暇が無い。コイツ等の相手をして貰おう」逃げながら指をパチンと鳴らすと地面に陣のようなモノが3つ、浮び上る。
吼児
精霊(ジン)って……『パパラパー』?
GM
(スルー)そこから巨大なグレーターデーモンが、3体。
セティ
ヤなのが出て来た〜。
吼児
巨大って?
GM
Mサイズ。
セティ
うぇ〜こんなでっかいの相手にするんだったら、連れて来れば良かった〜。
GM
呼べないのか。
セティ
戻って乗らなきゃなりません。
GM
マジか!
葬介
「ならば、こちらも切札カードを切らせて貰う」“スポウン”を召喚します。
GM
ぶよぶよ〜って。
葬介
ぶよぶよは嫌だけど(笑)。魔法陣描いて、血の池が出来まして、そっからボコボコと出て来ます。
吼児
3体相手に出来るか?
葬介
それでもやらなければならない、それが僕の役目だから。退くわけにはいかない
吼児
『やれる』って言わないのか。「俺達はアイツを片付けてくる。それまで保たせてくれ」
アナ
あっちの方がおいしそうだよ〜
吼児
だったらとっとと向うを片付けて、全部喰っちまうんだよ。いいから『来い』ってんだ。“貫き穿つ力と、飢(かつ)える魂を取戻せ”!」
アナ
「は〜い。とうっ」アナのSSだっけ。
セティ
いま、『とうっ』て(笑)。
葬介
こんな時に不潔な!
吼児
アナが融合してカッコが変わる、こっちもアメコミ調で。御待兼ねのぴっちり全タイですよ、黒にピンクのライン。
セティ
わ〜、髷臼スタイルだー。
葬介
駄目ッスそれを言っちゃぁ(笑)。
吼児
五月蠅ェ、コレ位でガタガタ言うな!…2レベルSS『穿空』セティを抱えて背中から翼を生やす。
セティ
はい?
吼児
なんたらウイング!!
葬&セ
ハハハハハ(爆笑)!
GM
『なんたら』は考えないとね。
葬介
(吼児に)「出来るだけ早く戻って来てくれ。でないと取分が無くなるぞ」
吼児
「おぅ!」セティを抱えたまま翔ぶ。
セティ
ひゃぁ〜!
葬介
では行くぞ。仄、頼む
うん
葬介
という訳で、またズブズブと“スポウン”の中に入っていきます。
魔力生成、出力良し
葬介
全バイパスオープン。問題無い、行けるぞ
“スポウン”起動します
葬介
呪操機“スポウン”いざ、参る!
吼児
そういえば、葬介の方のコックピットはどうなってんの?
葬介
胎内の様な謎空間に水晶球2つ。
GM
呪操兵
葬介
呪操機!ゴメンよ〜何かロボット物のイメージが全部ミックスされてる(笑)。ロボ好きなので。
吼児
全部って……偏ってるよ。
葬介
この偏りと腐れ具合を認識してくれれば。
GM
さて、角の有るグレーターデーモンさん3体です。よく扉を開けると出てくるヤツです。
葬介
うわぁ(笑)。何とか保たせよう。こっちはSサイズだから1発当たると落ちそうなんだけどね〜。
吼児
ならそうそう当たらない、ってコトだろ?
セティ
多分ね。
葬介
では、手頃な奴を殴ります。サッと決めよう。2コで振りま〜す。
GM
来いや。
葬介
おりゃ!……お?8ゾロ!?
GM
8ゾロ?Success/Badだったか。では1体撃破した。
葬介
早っ!
GM
ゾロ目だから。プールを1点増やして下さい。だがその飛散った肉片が君達の機体に絡みつき、怨念とシンクロして機体の制御を阻害する。以後、CTL(コントロール)の判定に-5。
葬介
む、キツいな。「向うの思念とシンクロしたか!」
抑え切れない
葬介
大丈夫だ。俺がなんとかする
GM
俺って言ってるよ。じゃあ『オロロ〜ン』って感じで、グレーターデーモンの攻撃。魔法使いますよぉー。口から火炎ですね。
葬介
魔法とかキター!CTL-5されてるんだよなー。
GM
勿論ダブルで行く。でないとあんな速いのに当たるもんかー!
葬介
当たったら死ぬんだって。
GM
大丈夫大丈夫、SSじゃないから。いやSSにするか。3レベル位の。
葬介
ナニー!
GM
口を大きく開いて、そこから魔力の塊である火の玉を吐出す。……フッ、さぁ来いや。
葬介
何―?
GM
達成値が……13、とか出てます。
葬介
13!?ダブルで変な目が出るよりは、1つで行きます。
吼児
ダブルで良い目が出れば、さっきの怨念が晴れるかもよ(笑)。
葬介
そんな危ない橋渡りたく無いです(笑)……避けた。
GM
火の玉は向うの方に……洋館がー!
セティ
ゴ〜〜〜ッ(笑)。って私のチャリ〜〜〜!
葬介
まだ中に人が残ってなかったか?
セティ
うん。
葬介
ヤバげ〜!
GM
洋館燃えてますね。
吼児
段々パワーが漲ってくる?
葬介
ダメだそれ〜(笑)。先ず殴ってから消しに行こう。本気で殴りま〜す。オラ!……27。
GM
惜しい、1足りねぇ!ダメージどうぞ。
吼児
武器は?
葬介
Mサイズの“断罪の杭”を槍の様に使っています。……11?低っ!
セティ
抜けないかな。
GM
サイズ違うからねぇ。さてもう一匹のデーモンさんの攻撃ですよ。『グレーターデーモンはツメで引掻いた!』……1ゾロ。もうだめぽ(笑)。そちらにツメが届こうか、というところで送還の陣を切ってしまったらしくて、そのままズルズルと埋まって行った。あ〜れ〜。
吼児
帰ったよ。
葬介
あ〜……はぁ(笑)。
GM
あと一匹になった。
吼児
任せても大丈夫そうだな。
セティ
うむ。
葬介
殴っても良いですか?
GM
どうぞ。
葬介
さっきのは効かなかったので、Lサイズの武器を召喚します。SSなんですけど、手番使います?
GM
全然。ただSSならバンクシーンくらい入れてくれ。
葬介
解りました。では某”サ○バスター”宜しく空中に魔方陣を浮かべるとやっぱりそこは血の海で、その中からずぶりと亡者の群れが出て来て襲い掛かります。
吼児
ところで館の火事はどうするんだ?
葬介
では洋館の地上部分を……
GM
地上部分にもメイドさん達が詰まってますが。
葬介
ダメだぁー。
吼児
『俺にはメイドさんは撃てねぇ!』(笑)。
葬介
どうしよう。いや迷ってても仕様が無い。救助作業なんて、グレーターデーモンに邪魔されたら出来ない。という訳で目の前の奴を全速でブッ殺します。2コ振って14。-5されるから……28。
GM
28?命中っすよ。
葬介
ではPS発動、5レベルSSの……
GM
SSとか、使う時には判定する前にやって。判定の達成値にもレベルが足されるから。
葬介
すいません。成程。では、もう遅い?
GM
まぁ、今やったとしてどの位になる?
葬介
え〜っと、PS8+SS5レベル……13?
GM
いやぁ一瞬ですね〜まともに吹っ飛びました。ボシューッって。そして怨念達が跡形も無く喰い尽していった。
セティ
怨霊に喰い尽されるデーモン。恐ろしい。
吼児
どっちが?
セティ
やっばい攻撃してるな〜。あれホントに味方なのかなぁ。
GM
といったところで“スポウン”の動きが鈍くなる。っていうか止まる。
葬介
さっきのヤツでしょうか。
GM
違うね。仄の様子がおかしい。
葬介
うわ、マズそうだ。「大丈夫か、仄。シキ!」
「ぁ……痛みが……苦しみが………助けて…!」電波キャラになっちゃいましたね。……後ろの館が燃えているわけですが、仄が当てられているのはその辺の瘴気みたいだね。
葬介
うわぁ〜それはマズい!“スポウン”は動かないんですよねぇ。
GM
というか動かせない。
葬介
はい。まぁそういう風に創ってしまったので。
GM
さて一方その頃。
吼児
こうやって抱えて飛んでいるのは良いんだが。「アイツ結構速いな。(セティに)何か出来ないのか?」
セティ
私飛べないしなぁ
吼児
「何か武器は無いのか」だって蒼いヒトなんだよ?
GM
それは蒼いヒトじゃ無く白いヤツだろう。
吼児
やっぱり自転車が武器だったのか?
セティ
そんなコト無いけどさぁ
吼児
じゃぁ自転車が変形してロボになるのか。
葬介
いやちょっと待て、それは(笑)。
セティ
パペット家戻らないと乗れないしぃ、今だとサポートが精一杯かな?
吼児
置いて来た方が良かったか。
GM
『なげとばせば?』と吼児にだけ聴こえる声が(笑)。さて、そうこうしている間に追い付いて来ましたが。
セティ
速っ!
GM
向うは走ってるんで。まぁ、ガ○ダムファイター並に速いんですが。
吼児
こっちはSSで飛んでるしな。
アナ
『向うに孔が見えるよ〜』
セティ
あそこからでっかいのを呼ぶつもりかな。
アナ
『そんなにおっきくないよ〜。あそこに逃げるんじゃ?』
吼児
……解った。(セティに)「眼ぇ瞑ってろ」
セティ
ん?
吼児
3レベルSS“瞬穿”。前方の空間を『喰って』しまって、それが戻る反動で向うまで瞬間的に移動する。
セティ
ゼ○シフトだー。
吼児
寧ろJ○JOの億○。
アナ
『食べるよ〜』
葬介
そのお嬢さんは何だ〜!?何かすごく食べてる〜(笑)。
GM
前に出た。
吼児
「今だ!」飛び移ったりする?
セティ
じゃあそのまま飛びついて「ていっ」とタックル。
吼児
それだ!俺から一本取ったマウント(笑)。
どわっ!……何と、こんなに速く追付くとは
セティ
さぁ〜て、きっちり消滅させてあげるからね〜
そ、それは待ってくれ。放って置いてくれれば私はあそこから還れるのだ。私を倒して何になる?
セティ
少しは平和になるでしょうが!さっさと張っ倒されて向うへ逝っちまえー!
だから還ると言っているではないか〜!
葬介
何故ここでギャグ調なのか。
セティ
オラ吹っ飛べやー!そのまま拳で、思いっきりストレート。
GM
来たまえ。慄きつつも一応パーリングを試みる。
セティ
んじゃ行っきます〜。ていやぁ〜!え〜と、26?
GM
こちらも本気を出そう。……『ドボォッ』致命傷といかないまでもかなり痛いです。取敢えず吹っ飛びますが、ダメージどうぞ。えーっと、何使った?
セティ
退魔グローブで。
吼児
“Pックス退魔グローブ”?
GM
そりゃ痛えよ。まぁダメージはそのままか。“気”のPSを使ったんなら2倍になったが。
吼児
“気”なのか。見掛けに依らずガチっていうかバイオレンスっていうか。
セティ
ダメージは……ていっ。20発。まぁ痛かろ。
GM
痛ぇわ!ボロボロになりながらも取敢えず立上がる。
セティ
ちっ。これでトドメになんないのかぁ
貴様等……この私をここまで追詰めるとは良い度胸だ。……良かろう。2人纏めて相手になってやる。先ずはそこの女、お前だ!
セティ
え。
吼児
女からか。
GM
手の中に火の玉を造り出して、そちらへ投げつける。呪文等は唱えず、そのままポーンと。
セティ
え〜っと、それだったらバンダナばっと取って「龍鱗の加護を私に!」と言って額の小さなサークレットを起動させましょう。
吼児
そんなモン着けてたのか。
GM
何だっけ?
セティ
“符龍のリング”。
GM
では行きましょう、3レベルSS。「喰ぅらぁえぇ〜!」
吼児
『玄米(Get my rage)』!?
セティ
いや〜ん。
GM
片手だけどね。せーのっ……3ゾロ。
吼児
酷ェ!マスターゾロ目づくは汚いぞ〜。
GM
そんな事言ったって3ゾロ振ったんだから仕方無いですよ〜(笑)。
セティ
ふぇ〜(泣)。抵抗してみます……ゾロ目では無いです。
GM
ちょっと踏み外した処へクリーンヒットですよ。ドバァー!って。
セティ
キャーッ!
GM
吹っ飛ばされて君は気絶する。TH(トータルヒット)を0にして下さい。
吼児
うぉ、怖ぇ〜。
セティ
了解。BHが1点削れるんですね。
GM
フッ。ゾロ目づくで言うのも何だが「大きな口を叩いていた割には大した事は無いな」
セティ
うぇ〜服まで焼けた〜ぎゃ〜。
GM
まぁボロボロだね。ちょっと裸(ら)。
セティ
うぇ〜見えてしまう〜。
手加減はしておいた。後で吸ってやるとしよう
吼児
1話目から。
葬介
エロ満載ですか。
次は貴様だ
吼児
調子に乗んな。吸うだって?五月蠅ェ『俺のが先に喰うんだよ』!
「ほう。ではその『喰う』力とやらを見せてもらおうか」見せなくても良いけど(笑)。
吼児
「クソ不味いだろうがまぁ、オードブルにしてやるよ!」刃を半回転させて戦闘態勢、一直線に突き込む。PS開放、イキナリ6レベルSS!
GM
6レベル?
吼児
さっきレベルアップして、使えるようになった。
GM
あぁはいはい、OKOK。
吼児
“MH(メンタルヒット)バッテリー”の力を借りて、「消・え・ろ!“一穿”ッ!!」……変なゾロ目出ませんように。
セティ
ハハハハ(笑)。
葬介
そこで言わなきゃ良いのに(笑)
GM
「人間風情が私を倒そうなどと!」こちらも魔力を発動、障壁を張ります。大した事無いけど、2レベルSS。
吼児
……フッ。振るが良いさ(笑)。
GM
解った7ゾロを振ろう。お前もゾロ目づくか(笑)。……出目は大きかったのに。
吼児
こっちは3ゾロ(笑)。「こいつはセティの分ッ!」
な、何だと!?この障壁を抜けて来るとはあァ〜〜!!
セティ
凄いよ(笑)。
葬介
美味しいなぁ〜(笑)。
GM
という訳で、顔にでっかい孔が一個開いて、それに吸込まれるように収縮していって、塵の様になる。君の内でケフッと一言『ごちそうさま』。1点あげよう。
吼児
いや、良いトコで決まった。(セティに)「大丈夫か?」
セティ
きゅぅ。
GM
流石に暫くしないと起きないかな。
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