ACT.1 接触
Chapter.4 狩人たちの休息
section.2
- 葬介
- 自分は聖歌しか歌えないんじゃないだろうか。
- GM
- 聖歌も入ってたと思うが。
- 吼児
- 歌えそうなイタリアの歌も在るんじゃねぇ?チチをも○とか、カルボナーラがどうとか。それとも第九にするか?精神汚染が怖く無ければ。
- 葬介
- 全ッ然ダメだァー!汚されちゃった(笑)。
- セティ
- 本の後ろから探して、「あったよー、”グレゴリオ聖歌”」
- 葬介
- ならば任せてくれ、嘗ては聖歌隊にも所属していた。逆に日本の演歌などはさっぱりだ
- 吼児
- そっちは任せろ。嘗ては演歌歌手を目指してたとか何とか
- 葬介
- 汗臭く”兄○船”あたりを。
- 吼児
- ある意味定番のネタやね。
- GM
- ホントに完璧超人か?って位の人が居たり。
- セティ
- 一条さん?
- GM
- 歌は”Amazing Grace”。とても澄んだキレイな声、まるで天使様のよう(笑)。「スラムの教会で聴いた事があったの…」
- 葬介
- 負けた。何となく打ちひしがれる。
- 吼児
- プロや。ならもう一人ビックリは?
- セティ
- はっはっは、では私が往きましょうか。『ボヘ〜』
- 吼児
- ホントかよ!もしや萌え系ジャイアN?
- セティ
- (葬介に)今度はデュオで聖歌、行かない?
- 葬介
- 成程、それなら出来そうだ
- 吼児
- 何か皆んな気合入ってんな。なら俺も此間憶えた洋モノ行くか。
- セティ
- ほ?
- 吼児
- ”Lili Marleen”。
- セ&葬
- ぷハハハハハ!(笑)。
- セティ
- ああ愛しの(笑)。
- 葬介
- 地雷踏み過ぎ(笑)。
- 妙子
- 明日は休みだし、飲みに
- 吼児
- 行くか
- セティ
- おっけ〜
- 葬介
- 地雷原が次々に(笑)。
- 吼児
- 飲めないヤツって居るか?
- 葬介
- 法律を問題にしなければ大丈夫だ
- 吼児
- 制服着て来てるバカは居ないな?
- GM
- そういえば、光は例の恰好で来てる、キャミにホットパンツ。
- 吼児
- 戦闘スタイルか。コレで2つテッポ撃つってんだから萌え路線まっしぐらだよな。そういやどんな銃だったんだ?
- GM
- ゴツいオートマチック。
- 吼児
- 両方?やっぱ.454だろうか。
- 葬介
- カスール?何故。
- 吼児
- 何となくこのテのに出て来る銃ってそんな気が。いや偏ってるか。
- GM
- もっと大きいかも。ただこの際、口径には余り意味は無い。
- 吼児
- 背の方はどれ位?
- GM
- 163、だったかな。妙子も同じ位。
- セティ
- 仄は?
- 葬介
- 同じく163。
- セティ
- 負けた〜背が一番低い〜(泣)。
- 吼児
- さ、行くか
- 妙子
- お酒飲むの、久しぶりかも
- 吼児
- 久し振りってお前、デビュー何時だよ
- 妙子
- 昔親父に飲まされたってだけだよ。あの時はツブれちゃったし
- 葬介
- 大丈夫だろうか(笑)。これだけ居るなら、最低一人は間違いなく地雷だ。
- 吼児
- 何となりゃ面倒見るさ
- 妙子
- なんか下心が見えるねー
- 吼児
- 俺紳士だって
- 妙子
- 無いの?
- 吼児
- 無かったらマズいだろ。若いんだぜ男のコなんだぜ?
- 葬介
- これだけ魅力的な女性が居るんだ。間違いが起らないとも限らない
- 吼児
- ンなコト考えただけで石投げられるんじゃ無かったか、キリシタン?
- 葬介
- 僕はどちらかといえば亜流だからな
- 吼児
- ジューダスプリーストとか言うし。まぁ良い、飲みに掛かるか。
- GM
- ちなみに光も特に十字架とか着けてませんから。
- GM
- 飲めや歌えやわーわー、とかいう調子でやるんだろうか。
- セティ
- 多分。
- GM
- じゃあ仄が真っ先にぶっ倒れる、コップ一杯で。
- セティ
- 早っ!
- 吼児
- 酔ったらどうなるか観てみる、ってノリだったんだが、コレは流石にシャレになんないか。
- セティ
- あら〜けっこうヤバいんじゃない?
- 葬介
- 大丈夫私は酔ってない、酔ってないんだ(泣)
- 吼児
- うわ、妙なコトになってる。冬木と一条は?
- GM
- 妙子はまぁ……酔っ払い。泣いたり笑ったり絡んだり。「もっと盛り上がろうよ〜」
- 吼児
- そろそろ還って来い
- GM
- 還って来るのは難しそうだ。
- 吼児
- なら帰れ
- 妙子
- え〜まだ序の口じゃ〜ん
- 吼児
- ヤバい、ヤバいって
- セティ
- おいちぃ、って(笑)。
- GM
- 光の方は結構ザル。勧められる酒をそのままカパカパ空けている。
- 葬介
- そこまで完璧か。
- セティ
- 日本酒って美味し〜
- 吼児
- カラータイマーが紅い攻撃色に!?
- セティ
- 視えてないって。
- 妙子
- 「ねぇ吼児のんでるー?」どぼどぼどぼ。
- 葬介
- なぁ吼児、哀しいなぁ(泣)
- セティ
- 美味しーね〜♪
- 吼児
- ヤな酒(笑)。「お前らそろそろ還って来いっての。(見渡して)今正気なヤツ、持って帰れるヤツは?」
- セティ
- は〜い
- 葬介
- 平気だ
- 吼児
- ダメか。どうにか醒まさないとな
- GM
- 光の手も挙がらない。
- 吼児
- 待て一条、こんな時だけソレは無いだろ。……酔ったのか?
- セティ
- 光ぅ〜お酒美味しい〜?
- 葬介
- 哀しいなぁ一条さん、あぁ哀しいなぁ(泣)
- GM
- 話しかけられた方にそれぞれ視線だけを移して……ぱた。
- セティ
- あ。
- GM
- でスヤスヤと。
- 吼児
- ……誰か一条ん家判るか?
- セティ
- 判んない。
- 葬介
- 知らねぇー。
- 妙子
- あれ、一条さんもうイっちゃったんだ。強いのかと思ったんだけど
- 吼児
- そういうお前は立ち直り早ェな
- 妙子
- 親父に鍛えられて、慣れてんのかな
- 吼児
- まぁ頼もしいや、この際
- 妙子
- そういうアンタは保護者ヅラ?
- 吼児
- いや、何となく酔えなかった……てか、乗遅れただけだって。クソ、損した気分だ
- 葬介
- いや、僕も十分正気だ
- 吼児
- ホントだな?ちゃんとシキちゃん持って帰れるか?持って帰ってどうにかしないだろうな
- 葬介
- ああ、大丈夫だとも。僕は正常だ
- 妙子
- セティの方は大丈夫なわけ?
- セティ
- え〜大丈夫だよぅお酒ちゃんと美味しいしぃ。不味くなってきたら限界ってコトだけど
- 妙子
- あ〜、ダメかも
- 吼児
- じゃぁそっち頼むわ。住所は――
- 妙子
- それは知ってるよ。前からの付合いだし
- 吼児
- そういやそうだ
- 妙子
- は〜い肩貸すよー。相変わらず小っちゃいねぇ
- セティ
- ど〜せ私は小さいですよぉ〜(泣)
- 葬介
- 小さいのは哀しいなぁ(泣)
- 吼児
- んじゃこっちは一条か。……あと、ここの分はワリだからな。後で払えよ
- GM
- ウン万円になるかな。
- 葬介
- 割り勘は哀しいなぁ(泣)
- 吼児
- 五月蠅ェ
- 妙子
- んじゃ送って帰るね
- 吼児
- あぁ、またな
- 葬介
- 別れは哀しいなぁ(泣)
- GM
- それぞれが送って帰るわけですが。(セティに)「大丈夫かー」
- セティ
- ちょっと足元ふらふらしてるー、ごめんね〜
- 妙子
- 気にしない気にしない。こういう時のトモダチでしょ?
- セティ
- うんー
- 妙子
- ところでさぁ
- セティ
- うんー?
- 妙子
- アイツらに最初に話しかけたのって、セティだよね。気に入ったの?
- セティ
- そうだねー。皆んなでバカやれるかなーって思ったの
- 妙子
- あーバカだねー。一条さんもあんなだとは思わなかったよ。でもキレイでお淑やかで。ゲームも歌も上手くって。あたしはこんなに呑んでも平気で、それで……神様のバカ
- セティ
- お酒は酔える方が幸せだよ〜
- 妙子
- ツブれたら面倒見てもらえるしね。……で、そんだけ?
- セティ
- ?
- 妙子
- 気になる、とかじゃないの?っていってもあの二択じゃちょっとキツいか
- セティ
- ……吼児君、結構やさしいかな
- 妙子
- アイツがぁ?そりゃちょっとはそうかな、とは思うけど……バカだよ?
- セティ
- この前もね、助けてくれたの
- 妙子
- 自転車で転んで泣いてるのをバンソコ貼ってチェーンも直してくれた、とかかな……ホントにぃ?
- セティ
- 自分に正直な、いいヒトだよ〜
- 妙子
- あの正直さ加減はどうかと思う。……まぁチャラけてばっかのヤツだと思ってたけど、セティがそういうなら少しは見直してやるか。けどもう少し様子見た方が良いよ。アイツ来たばっかりだし、本性見せてないだけかもしれないし
- セティ
- 本性ぉ〜?
- 妙子
- それにほら、まだイイ男いるかもしれないし
- 吼児
- 『イイ男出すからまぁ早まるな』って神の思し召しかよ。重いな。
- 葬介
- 残酷だぜ(笑)。
- 妙子
- 家に到着。「呼び鈴どこだっけ。このウチわかんないんだよねぇ……ここか」『ピンポーン』
- 冬弥
- はい……っておぉ!?
- セティ
- たっだいま帰りました〜
- 冬弥
- なんだ酔っ払ってんのかぁ?
- セティ
- うぃっす
- 妙子
- 「とりあえずお願いします。じゃ、あたしはこれで」そそくさと帰る。
- 吼児
- まさか『セティを狙う不埒な輩め!』って女にも容赦ないとか?
- 葬介
- 親バカここに極まれり(笑)。
- 冬弥
- 親じゃねえっつの。「おいおい大丈夫か?親父が起きてなくて良かったよ」
- セティ
- うぁ。起きてたら危なかったかも
- 冬弥
- こんな時間だからな。明日の仕事に差支えるって、寝かせたよ。……肩貸すか、それともおんぶにするか?
- セティ
- あ〜肩貸してください〜
- 冬弥
- どんだけ飲んだんだよ?
- セティ
- コレ位のをひぃふぅみぃ……ええ〜っと?
- 冬弥
- おい。いくら石付いてるからってそりゃ飲りすぎだろ。……待ってな、今水持って来っから
- セティ
- いただきます
- 冬弥
- あ〜俺はどうしてこんなに世話焼いてんだろう…
- 葬介
- それは妹萌え。
- 吼児
- まだ気付いてはいけない感情。
- 冬弥
- 「後はコレでも飲んでちった落ち着け」持って来たのは薬湯らしい。
- 吼児
- コジャレた瓶に入ったピンクのどろりとした液体。
- 葬介
- 妹にそんなの仕込むんかい(笑)。
- セティ
- ……にが
- 冬弥
- 良薬は口に苦しっていうだろ。明日辛いだろうけどどうせ休みだ、ゆっくり寝てな。俺は明日も仕事だけどな
- セティ
- 明日もお仕事ですか
- 冬弥
- 休日出勤ってヤツさ
- セティ
- お勤めご苦労様です。ではおやすみなさい
- 冬弥
- おやすみ。お前もちゃんと休めよ
- セティ
- そのまま布団に倒れ込みます。バタン。『ぐぅ〜』
- GM
- 一方その頃ですが。どうします?仄は未だにばたんきゅー状態で、すやすやと寝ています。
- 葬介
- 勿論背負って帰ります。……どうしてこんなに哀しいのか(笑)。
- GM
- という訳でアパートに着きました。……四畳半?
- セティ
- 四畳半に年頃の男女が二人っきりだなんてフケツですYo−!
- 葬介
- まぁ(笑)。ええと、変に酔っているので、仄を寝かせてこっちも寝ます。
- GM
- 悪酔いした人間は吐いたモノを仰向けになって逆流させたりするから、看てないと危ないらしいぞ。
- 葬介
- では看ています。仄が寝返りを打つたびに自分もゴロゴロと(笑)。
- 吼児
- 幸せそうだな、ダメ人間。
- 葬介
- 思考回路が停止しています(笑)。
- GM
- それで一晩過ごすのか。
- 葬介
- はい、朝まで延々と(笑)。
- GM
- だいぶ落ち着いてきたけど。寝返りも少なくなったし、寝息も穏やかだ。
- 葬介
- では、「脳が!脳が〜!!」とか悶えつつ寝ます。
- GM
- どこのゴステ○だよ。
- 吼児
- もしかして、ここは笑うトコじゃ無いのか?
- 葬介
- 笑ってくださいよ(笑)。
- GM
- そっちはどうすんねや。
- 吼児
- いや、持って帰るけど。
- GM
- 持って帰るのか。
- 吼児
- 住所知らないしな。「ただいま」
- アナ
- おかえり〜。またおもちかえり?
- セティ
- 『また』とか(笑)。
- 吼児
- 人聞き悪いが確かにそだな。お前拾ってから俺の女運はビミョーに大惨事だ
- アナ
- けっこーびじんじゃん。にんげんじゃないけど
- 吼児
- まぁな
- アナ
- どうすんの?
- 吼児
- 寝かす。酔っ払いなんだよ……今日何かあったか?
- アナ
- ナニかあったらこんなところにおらぬわー!
- 吼児
- バルカンと仲良くやってたんだな。解ったよ明日はどっか連れてってやるから
- アナ
- やくそくだぞー。ゆびきりー
- 吼児
- 「喰うなよ」指を出す。
- アナ
- 「ゆーびきーりげーんまーんうーそつーいたーらはーりせーんぼんのーます。ゆーびきった!」チャキーン!
- 吼児
- 「ア゛―――ァァァアアア」(親指切ったり繋いだりの小ネタを披露)。
- アナ
- んでだ。「奥いってたほうがいいのかな?」
- 吼児
- 妙な気ィ回すな。……いや、今日は一緒に寝てンのはマズいか。下手すりゃ撃たれるかも知れん
- アナ
- ほぇ?だいじょーぶだよあたし魔族じゃないから
- 吼児
- ホントだな?……それでもマズいわ、何となく
- アナ
- なんとなくかー。じゃ、奥いってるー。そういえばQ、もうかえっちゃったよ
- 吼児
- 何か言ってたか?
- アナ
- 『仕事有ったらまた報らせる』ってさ
- 吼児
- 「ん」……Qが寝てたベッドに一条寝せんのは、無闇にヤバい気がする。
- 葬介
- 『魔物の匂いがする』とか言って(笑)。
- 吼児
- シーツ位は取っ替えるか。で、寝せる。
- GM
- 寝せて、どうする?
- 吼児
- どうもしないって。酔ってても起きてるってンなら話すコト、訊きたいコトも有ったんだがな。
- GM
- 酔いつぶれてますから。
- 吼児
- 取敢えず横向きで寝せて、一応洗面器用意して、枕の上にバスタオル二重に敷いて。
- GM
- 大丈夫、天使だから吐かないよ。
- 葬&セ
- うわぁ(笑)。
- 吼児
- 酔い潰れて寝てるクセに。どうしてくれよう。
- GM
- すやすやと凄く無防備に寝てますよ。
- 吼児
- あ〜あ、こういうの、『天使みたいな』っていうんだろうな。
- 葬介
- お約束ですね。『襲っちまうぞこのヤロー』って。
- 吼児
- まったくだ。仕様が無い、一条はベッドで俺は床。
- GM
- そのままプラトニック?
- 吼児
- 流石に寝てる相手にはなー。せっかくここまでガマン出来るヒトで通してきたんだし。
→Chapter.final