あらすじ
ここは都内某所にある私立竜堂学園。
貫穿吼児、魔威葬介とそのパートナー関仄は、それぞれの思惑を秘めて学園に編入した。
一方、風見セティは叔父・斎宗の依頼で謎の失踪事件を追う。
犯人を追う中、セティは吼児と出会い、葬介、仄の乗る呪操機“スポウン”を目の当たりにし、“スポウン”の放つ瘴気を感じ、不安を募らせるのだった。
セティ、吼児、葬介、仄の4人は、事件の真相に迫るため、丘の上の洋館に訪れる。
そこで見たものは、狂喜に満ちて乱交を繰り返す数十人の男女と、その奥で甘露に浸る、吸血鬼の姿だった。
堕落への誘惑になんとか耐えつつも、4人は吸血鬼の喚び出した巨大な悪魔と対峙し、葬介の呼び出した“スポウン”によって討ち果たすがその代償は、館に残った人間達の命と、その悲鳴によって侵された仄の精神だった。
悪魔との戦闘後、機能を停止した“スポウン”を他所に、吼児とセティは吸血鬼を追う。
激しい戦闘の末、吸血鬼に辛くも勝利し、集まった4人の前に現れたのは、学園の養護教諭だった。
彼女は自らを特務機関「G.F.A.D.(ジファード)」のエージェントと名乗り、退魔をする際の心得を4人に説くのだった。
戦いも終わり、次の依頼を受けようとフィクサーQのもとに向かった吼児の目の前に現れたのは、腕を撃たれたQと二挺の拳銃を構えた、クラスメイトの一条光だった。
吼児は再三光に説得を試みるが、魔族を淘汰する使命を負う、守護天使である光にその願いは届かなかった。
煮えを切らせた吼児は、とうとう光を自らの血と肉で汚してしまうのだった。
そんなほとぼりもさめた頃、夏が、そして恐るべきあの男が近づいて来ていた。
ACT.2 翻弄
Chapter.1 熾天使と裏切り者
section.1
- GM
- さてと、前回秋だと言ったんですが、いきなり夏の方に逆戻りしまして。
- 吼児
- なに弁当くらったんですか?
- GM
- ・・・タイム弁当?
- 葬介
- タイム弁当(笑)
- GM
- いや、秋から先はなんもイベントがないような気がしてさ。
- 吼児
- クリスマスとか。
- GM
- まぁ、そういうわけで今は6月ぐらいでしょうか。
- 吼児
- 6月のイベントなんて「ぐうたらの日」以外なんかあるんか?
- 葬介
- 「ぐうたらの日」ってなんですか?
- GM
- 「6月には休日がないのでぐうたらの日を作ろうって」の○太が・・・も○もボックスで。
- 葬介
- 最悪だ(笑)
- 吼児
- なんかのカレンダーだったと思ったぞ。シール貼った日が休日になる、みたいな。
- 葬介
- 絶対あのネコ型ロボットが○び太を堕落させてるよ・・・
- セティ
- どちらかというと墜落だったりもしますけど(笑)
- 吼児
- 6月のイベントってーと、梅雨ネタ?
- 葬介
- 梅雨ネタなんてなんにもならないっすよ・・・雨が降って外に出られねー。
- セティ
- 機体がサビます、って・・ぎゃー!
- 葬介
- うわぁ!(笑)
- GM
- まぁサビるような材質でいいなら・・・
- 吼児
- いや、それは海ネタで“スポウン”がやるやつだろう。
- 葬介
- なぜ!?それは多分あなたですよ!そういうのは!
- 吼児
- オレドクター違うし。
- 葬介
- あ、そうかドクターか、アレは。
- GM
- さて、前回どんなとこまでいったか・・・
- セティ
- えーと、どっかのだれかがおなかに穴開けられて・・・
- 吼児
- 最後までヤったと思いますが。
- GM
- あぁ・・・パチンコ屋で出会ったんだったか。
- 吼児
- そう、なぜかパチンコ屋で。
- 葬介
- 住んでたねぇ(笑)(住んでません)
- セティ
- えーと、話の流れ的には保健の先生に逢ってとりあえずここからはもう少しおとなしくしとけ、っていう話だったような気がしましたが、ところで保健の先生って名前なんだっけ?
- GM
- だれも聞いてないのでだれも知りませんねぇ(笑)
- セティ
- えー・・保健の先生だよねぇ・・・ちょっと待てよ?って(笑)
- 葬介
- えー・・・今聞くのもなんとなくアレなので・・・
- 吼児
- あとでにするか。
- GM
- というわけでここは学校ですねー
- セティ
- はーい。
- 吼児
- 6月ねぇ・・・外が雨?
- GM
- まぁ、梅雨も明けたとこでしょうか。6月の終わりぐらい、もうすぐ夏休み。
- 吼児
- ヤベぇ。
- GM
- ・・なので、テスト?
- セティ
- !!!
- 葬介
- ぐっ!!
- 吼児
- TECはぁ!
- 葬介
- またTEC関係かぁ!
- セティ
- なるほど。
- 吼児
- 自慢じゃないがTECは・・・
- GM
- ・・・が、もうすぐありますねぇ。
- 葬介
- こんなところでまで吼児と勝負することになるとはぁ・・・(笑)
- セティ
- テストで勝負って、まぁ・・好きにやっていいけどさぁ・・・普通にテスト勉強はしようね。
- 葬介
- 頭のデキが悪いのはしょうがないです。
- 吼児
- まぁこの際・・・無様なカンニングをやったやつを0点ってオチね。
- 葬介
- そうですね(笑)無様なカンニングをやるべきか、セオリーとして。
- 吼児
- カンニングに使えるSSあったっけな・・・
- 葬介
- ないないない(笑)
- 吼児
- 空飛ぶ。
- 葬介
- 飛んでどうする(笑)
- GM
- そこ!カンニングしない!
- セティ
- なんちゅーか、そんなのしないでも、普通に<隠密行動>でNS取ればいいのに。
- 吼児
- 無ぇ(笑)
- GM
- 別に<カンニング>とっても・・・
- セティ
- そーいや、<隠密行動>とかってやったらTECになるんですかね?
- GM
- かなぁ?
- 吼児
- TECだろうなぁ・・・だから、<隠密>を伸ばすぐらいなら、テスト勉強を・・・
- GM
- まぁ「隠密行動をできる術」とか作っても、別にいいけどさ。
- 吼児
- 「だれにも感知されなくなる」とか。
- セティ
- その『石ころ帽子』(笑)
- GM
- かぶるとどうしても坊主頭にしか見えないアレね。・・・さて、というわけでいつもの学校。HRの時間に・・・
- 吼児
- 担任てだれだっけ?
- 葬介
- 名前知らないような・・・(笑)
- 吼児
- 特にキャラクターってわけじゃないんだな。
- GM
- その担任と一緒に、学校じゃ見慣れない女の人とか、入ってきてますね。
- 吼児
- 女の人?生徒じゃねぇの?
- GM
- 生徒じゃないです。「というわけで、教育実習生を紹介します」
- 吼児
- いろいろ出入りが激しいな、ここもまた。
- GM
- 激しくないキャンペーンなんてあるんですか?
- 吼児
- いや、まぁ転校生でいっぱいだったりするけどさ。多分来週も転校生って話だっけ?3/4・・・
- セティ
- どこまで!?
- GM
- まぁ、活発そうな女性ですね。セミロングで黒髪の・・・
- 吼児
- ふーん。
- GM
- なんていうか、「教師か?本当に」っていうようなカッコで。
- 吼児
- どういう意味だ?セーラー服ですとか・・・きっつー!
- 葬介
- かなり「なんちゃって高校生」(笑)
- 担任
- 「今日から教育実習であなたたちに世界史を教えてくれる如月先生です」
- 吼児
- 如月・・・
- 翠
- というわけで、如月翠(きさらぎ・みどり)です。よろしくー。
- 吼児
- みどり先生らしい。
- 葬介
- アラレちゃん・・・
- 担任
- 今日からは、しばらくの間はわたしの代わりに如月先生が、担任として・・・
- 葬介
- 担任いきなり消えたー!(笑)
- GM
- 代理ってヤツね。
- 吼児
- 担任産休ってわけじゃないのな。
- 葬介
- 出入り激しい学校だ。
- GM
- 待てよ、教育実習?教育実習じゃないな、歳が違いすぎた。臨時講師です。
- セティ
- あぁ、なるほど。
- 吼児
- 産休の代理ですか?それともヘンな文部省から来たヒトですかね?
- 葬介
- ヘンな文部省とか言ってる・・・
- セティ
- 特命教師(笑)
- 吼児
- そーいうのあるよね。オカルトだし。
- セティ
- (笑)
- 吼児
- テーゾクだし。いやそれ関係ないって。
- セティ
- テーゾクって(笑)
- 葬介
- てことはあれですか。ボクたちは転校生って、アッチのほうですか。
- 吼児
- 「炎の」でもイヤだろう。
- 葬介
- 「炎の」でもいやですねぇ。
- 吼児
- アンタ2号だぞ。
- 葬介
- うわぁ!チクショー!
- GM
- アレか、「担任が怪我をした」ということにするか。
- 吼児
- ははは(笑)さんざんだな、名前も無いのに。
- GM
- というわけでまぁ、一緒に来てるのは教頭先生ですねー。どんなヒトか知らないけど。
- 吼児
- なんだ、教頭っぽいキャラクターじゃないのか。
- GM
- メガネかけてて、校長には頭が上がらないあの教頭ですか。
- セティ
- しかもエラソウなの。
- 吼児
- 名前は「はるかちゃん」なのな。
- GM
- はは、やめてくれ(笑)どこの教頭だ。
- 吼児
- いや、「それが青春だ」って感じの。
- 教頭
- というわけで、如月先生よろしくお願いします。
- GM
- で教頭先生は下がっていくわけですが・・・
- セティ
- 黒板にカンカンって、字を。
- GM
- まぁ、「きさらぎ」は睦月・如月の如月。「みどり」って言う字は、「羽」に卒業の「卒」だったかな。
- セティ
- 「すい」ですね。
- 葬介
- 「きさらぎ○いじ」って書いてしまった俺・・・なぜ?
- 吼児
- えいじって・・・
- 葬介
- どこの○虎の拳だ、って感じですね。
→section.2