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ACT.2 翻弄
Chapter.3 

section.1

GM
はい。じゃあ、教室の方ですけどね。仄は教室で待ってます。一条さんは帰ってるようだけど。いつのまにか。
セティ
?もう帰ってる?
GM
うん。
セティ
はや!
葬介
えーと、教室に何人かいたりするのかな?
GM
何人かはいると思うけど、部活の着替えとかあのへんでないかな。
葬介
じゃあ仄のほうには、アレクのほうの話を通しておきます。ローマの方から熾天使がひとり派遣されてきた。あのアレクという男だそうだ。
うん
葬介
何が目的なのかはよくわからないが、こちらからは何も仕掛けない方向で行きたいと思う。
うん
葬介
表と裏、なにをしてくるかわからない。気をつけてくれ、十分に。
うん、わかった
GM
さて、他の人たちは?
セティ
さて!じぃーーーー・・・
葬介
ハッ!?
セティ
いや、保健室で何をしてきたやら。
葬介
まぁ世間話みたいなものさ。
妙子
放課後になって具合が悪いもなにもないだろうしねぇ。てーか一条さんもう帰ってる!はやっ!
セティ
気がついたらもういないし!
吼児
来てたっけ?一条。
セティ
うん、いた。
GM
朝っぱらに一番最初に先生が指さしたのは光ですが。
吼児
あーなんだ。
GM
言ったじゃないか、一番右の一番後ろの席って。
セティ
あーやっぱりよそ向いてたな(笑)
GM
でも何故か中間テストの成績はよかったんです。
葬介
いいなぁ畜生、完璧超人・・・パープリンにはつらいんじゃあ!
妙子
んじゃあ、魔威くんも帰ってきたことだし、かえろっか。
吼児
うむ。
葬介
待たせたようですまない。
妙子
てかキミたち部活とか・・・あ、三年だからもう無理か。
吼児
三年になってからこっち来たからなぁ。
妙子
で、なんでこっち来たの?
吼児
え?まー家の事情ってーか・・・
妙子
ふーん。家はなにしてんだっけ?
吼児
いや、家なくなったからな。
妙子
なくなった?謎の爆発とか?
吼児
だからそのテの事件だって。
GM
一般人にはあまり知れ渡っていませんが。
吼児
そのテの事件っちゅーか、最近物騒になってるだろ。人死んだりなんだりっていっぱいあるって。
妙子
うん・・・
吼児
オレんちもその中のひとつだったってだけの話だ。
妙子
通り魔殺人とか、そんなかんじ?
吼児
そんなかんじ。
妙子
はぁ・・・苦労してるんだねぇ。
吼児
苦労はこっから先だ。まわりの人間が死んだってだけだ、いまんところは。
妙子
そうなの・・・それでそんだけ、っていうのは・・・・ヒトとしてどうかな!
吼児
いや、そんだけってことにしないとしんどいからだ。何人もだったからな。全員分抱えてたら、一人だったら死んでしまう。だから、いまはそんだけ。
妙子
ふぅん・・・
葬介
いろいろな事情があるんだなぁ。
吼児
そりゃあ、いろいろのひとつやふたつ、誰にもあるだろ。
葬介
まぁ・・・
吼児
多分お前ほどじゃない。
葬介
そうか・・・
妙子
暗い話だねぇ・・・もうすこし明るくいこうよー
吼児
だからそんだけにしようっていってんじゃねぇか・・・
妙子
あー、悪い悪い、ゴメンゴメン。
GM
てなわけで帰り道。
セティ
あーそういえば、これから時間空いてる?
葬介
いや、特になにもないが・・・
セティ
特にない?えーと、じゃあバイトまで少し時間あるから・・・ちょっと話いい?
葬介
えーと、別に構わないが・・・
妙子
デートのお誘い!?セティやるね!
セティ
え、何が!?
吼児
へぇー。
妙子
愛の告白とかじゃないの?
葬介
ばばば、バカな事を言うのではない!
吼児
ひどいなセティ、あん時のアレはウソだったんだぁ。
セティ
ウソじゃないー!
吼児
遊びだったんだぁ。
セティ
遊びって何がー!?
妙子
あんたら何やってんの、ほんとに・・・
吼児
いろいろ。混ざりたいなら・・・
妙子
えー、混ざりたいっていうか・・・
葬介
まぁ、よくわからないが・・・
妙子
みんなのやってることでわからないことがあるのはちょっと不満かなー・・・
葬介
・・・まぁ、プライベートな事情というのは誰にでもあるものだ。
吼児
あぁ、年頃だしちょっとな。
妙子
そりゃあるだろうけどさぁ。
吼児
だから、混ざりたいんなら言ってくれ。
妙子
・・・何にー!?
吼児
そりゃあ、あーいうことやこーいうこともいろいろ教えてやれるさ。
葬介
どうしてもお前が言うと俗っぽくなるな・・・
GM
だって俗だし・・・
妙子
えーと、そういうのは遠慮しとく・・・
吼児
あぁ。
葬介
で、セティ、仄は一緒でも構わないか?
セティ
あー・・・まぁ・・・じゃあ一緒に話しようか?
葬介
特に問題がなければ、そのほうがいいかな。
妙子
私の家はいいんだけどさぁ、みんなどのヘンに住んでるの?
吼児
その辺のマンション。
葬介
この際神田川沿いのアパート(笑)
GM
レイ○ーとか暴れだして水があふれそうなとこか。
セティ
まぁウチは知れ渡ってるからいいかぁ・・・
妙子
あんたン家はねぇ・・・デカイ豪邸だしなぁ。それでもそれなりに人は住んでるんだよね、あそこ。
吼児
で、冬木ン家はどこだって?
妙子
あの辺、かなぁ。
吼児
んじゃ行くか。
妙子
え?
吼児
何?
妙子
行って、どうすんの?
吼児
行って、ていうか、ヘンなのがいて困ってるってんだろ。ちょっと見てやるよ。
セティ
実際観てもらったほうがいいって、他の人には。誰か見てたっていうんなら、どこに行ってどういう見方してたんだか、他の人に見てもらったほうがいいと思うけど。
吼児
キノセイだ、っていうんならそれで確かめられるだろ。
セティ
どのヘンからの視線かによって、どのくらいの身長の人かわかったりもするからさ。
吼児
セティと仄チャンはうすたが欲張ってもってっちゃうみたいだからさ。
葬介
人聞きの悪い言い方をするな。
セティ
ところでうすたってだれ?
葬介
そうだ、うすたって誰だ!?すんなりと相槌うっちゃったけど!
吼児
しょうがないからオレはそっち行くよ。
妙子
あー、じゃあ頼っちゃおうかな。お願い。
吼児
うむ。
妙子
じゃあ、私たちはこっちだから。
セティ
うん、じゃあ。
吼児
まぁ、いろいろと気ぃつけてな。
妙子
んじゃまた明日。
葬介
また。
セティ
であ〜。
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