「ブリーシングの首飾り」で登場する、アルフリッグ、ドヴァリン、ベーリング、グレールという4人のドヴェルグの作った、美しい金の首飾り。
ある日、ミドガルドまでふらっと出かけたフレイヤ女神は、4人の小人に出会う。そこで小人達が作った美しい首飾りをみつけ、フレイヤはその首飾りを売ってもらえないかとお願いした。
小人達は金には困ってないし、売る気は無いが、フレイヤが4人の小人それぞれと、一晩共にしてくれるというなら譲る、と言ってきた。
フレイヤは醜いものが嫌いなので、この醜いドヴェルグの申し出には普通断るところだが、首飾りの美しさに魅せられてしまい、ついには彼らと夜を共にすることになった。
こうしてフレイヤはブリーシンガメンを手に入れたのだが、物に釣られて不埒を働いたフレイヤにオーディンは怒り、償いとして2人の王を未来永劫戦わせることをフレイヤに課した。この後フレイヤにそそのかされたのが、「ダインスレフ」の項で登場したデンマーク王ホグニとサラセン王ヘジンである。