アルスター神話の英雄で、ゲイ・ボルグの所有者クー・フーリンの親友にしてライバルでもあった、ファーガス・マク・ロイが所有していた剣。
「硬い稲妻」もしくは「硬い鞘」を表わし、神々の王ヌアザの持つ「クラウ・ソラス」と同一視する文献もある。
「クーリーの牛争い」において、ファーガスが三つの丘の頂を切り落とした、という話が有り、それに使われたのがカラドボルグである。
カラドボルグはウェールズ語で「カラドヴルフ」となり、ウェールズの伝説に登場し、エクスカリバーの原形になったと言われている「カレドヴールフ(Caledfwlch)」という剣と同一視されることもある。